「日常の楽しみになるものを作りたい」TBS GLOWDIA・長屋美有が挑むテレビショッピングの世界

TBS GLOWDIAは、TBSをはじめとした系列局やラジオに向けた通販番組の提供や商品開発から番組制作、販売までを行う企業です。

TBS GLOWDIAのショッピング事業本部でマーチャンダイザーとしてTBSの通販番組で売る商品の開発や仕入れなど、商品回りの全てを担当している長屋美有がこれまでのキャリアや仕事のおもしろさを語ります。

通販番組の制作と商品開発、共通するのはものづくりに込めた思い

入社から現在に至るまでの経緯は？

長屋　私は昔からテレビっ子だったので、漠然と番組制作に携わりたいと思って就職活動をしていました。入社当初は希望していた番組制作部に配属され、現場で通販番組のADを約2年半やっていました。学ぶことが多くて楽しかったですね。

その後、商品開発の部署に異動して、最初の2年半は新規事業を担当し、CSのショッピングチャンネル「QVC」で自社商品を卸していました。この事業は、1年目で年間卸売上7億円、2年目では10億円を超える事業になりました。

現在は美容商品の開発をするマーチャンダイザーを担当しています。同じものづくりでも番組ではなく今は商品を作る方で楽しさを見出しています。

今の業務で番組制作の経験が活きていると感じるのはどんなところですか？

長屋　番組制作の時は商品の魅力を最大限に引き出すための撮り方や演出などを考えていたので、商品開発するようになってからは自分が制作の立場で魅せやすい商品を作ろうと逆算して考えられるようになりました。

どんな時におもしろさを感じますか？

長屋　自分が手掛けた商品がテレビを通じて億単位の売上を出すことがあるので、大きな金額を動かせるのはおもしろいですね。他の仕事ではなかなかできないことだと思いますし、モチベーションにも繋がっていると思います。

番組制作と商品開発で共通点を感じるところはありますか？

長屋　どちらも同じものづくりなので、立場が違えど目指している方向は同じだと感じています。ショッピングは買う瞬間だけでなく、届くまでの間もワクワクするので、制作にいた時から一貫して「生活の楽しみになるものを作りたい」という思いで取り組んでいます。

新規事業は失敗を繰り返すことで大きな成功につながる

TBS GLOWDIAではどんな人材を求めていますか？

長屋　リーダーシップを取って新しいことにどんどんチャレンジしてくれる方がいいなと思います。新規事業はうまくいかないことの方が多いですし、作った商品が売れなくて在庫を抱えてしまうこともあります。
でも、失敗を繰り返していく中で年間10億円売れるようなヒット商品が生まれてくるので、失敗を恐れずにどんどん挑戦してほしいです。

メディア志望者に向けてアドバイスをお願いします。

長屋　今はSNSや動画配信サービスの種類が多く、メディアビジネスが多様化しているので、やりたいことを絞らない方がいいと思います。私も元々通販に興味があったわけではありませんが、実際に携わるようになったらとてもやりがいがある分野だと感じるようになりました。メディアでの物作りを通して何を伝えたいのかを考えつつ、いろいろな分野を広く見ておくのがいいんじゃないかと思います。

長屋美有
TBS GLOWDIA
ショッピング事業本部　商品開発部　MD
2016年に(株)グランマルシェに新卒入社。制作で現場を経験した後、新規事業の立ち上げを担当。現在はTBSグロウディアにて、TBSショッピングの美容マーチャンダイザーとして商品開発と、海外への卸事業を担当。