• CITY REPORT

TBSの赤坂二・六丁目開発計画が国家戦略特区に認定。赤坂駅で“駅・まち一体”の開発へ

三菱地所株式会社と株式会社TBSホールディングスは、共同で推進してまいりました、赤坂二・六丁目地区における開発計画が国家戦略特別区域計画における国家戦略都市計画建築物等整備事業として、内閣総理大臣による認定を受け、11月15日に都市計画が告示されましたのでお知らせいたします。

本プロジェクトは、東京地下鉄株式会社(以下、東京メトロ)が進める「えき・まち連携プロジェクト※1」の対象であり、東京メトロ赤坂駅と連携して、駅・まちを一体的につなぎ、開放性と賑わいを備えた空間の整備を実施してまいります。  

1:地下鉄駅を中心に、まちの回遊性を高める 都市基盤の強化

駅・まちを一体的につなぎ、開放性と賑わいを備えた空間の整備

地下2階~地上にかけて、駅とまちの境界を感じさせない駅前空間や賑わい・交流の場となる広場(合計約4,900㎡)の整備を行い、東京メトロ赤坂駅から連続した空間で地上まで移動できるようになります。

各街区の駅出入口(5番・6番)においては、エレベーターやエスカレーターなどのバリアフリー動線等を整備し、駅・まちを往来する利用者の回遊性・利便性の向上を図ります。広場では、新たに生まれた重層的な空間を活用したイベント開催やオープンカフェの設置等により、駅からまちの賑わいを感じられる環境整備を目指します。

駅・まち一体空間のイメージ

まちへのアクセス性・周辺エリアとの回遊性を高める交通機能の整備

本プロジェクトでは、空港リムジンバスや観光周遊バスを受け入れるバス乗降場を整備し、来街者のアクセス性や周辺エリアとの回遊性の充実を図ります。また、駅まち空間等にインフォメーション機能を設け、交通や街のイベント等の情報発信を行います。

 

2:国際競争力の強化に資するエンタテインメント産業拠点の形成

スタートアップ企業やクリエイターの育成・交流機能(インキュベーション施設)整備(約1,000㎡)

赤坂エリアには、大企業からベンチャーまで多様なエンタテインメント関連企業が集積しています。そこで東街区には、クリエイターやスタートアップ企業と赤坂エリア周辺の大企業との交流を促進する場の整備を行います。また、デモスペースの整備や駅・まち一体空間、ホールの活用を通じて、新たな技術や作品を展示・実装し、実証実験や情報発信をすることも可能になります。

劇場・ホールによる集客機能とエンタテインメントの発信機能、 宿泊・滞在機能(ホテル)の整備

西街区には、最新技術の活用、世界水準のエンタテインメントを提供・発信する劇場・ホール(約11,000㎡)を整備します。国内外からの幅広い客層を呼び込む賑わいの核を形成し、新たなエンタテインメントで来街者に「最高の“時”」を感じていただける場所を目指します。また、宿泊・滞在機能(ホテル)(約12,000㎡)を整備し、外国人を含む観光・ビジネス客、エンタテインメント産業関係者等に対し、短期及び中長期滞在の場を提供します。加えて、東京メトロ赤坂駅周辺の来訪者に対しても、滞在時の拠点となる空間や劇場等と連携した文化体験の場を提供していきます。赤坂サカス側とも連携し、赤坂エリアでの“エンタテインメント・シティ※2”を目指します。

 

3:環境インフラの更新と都市防災機能の強化

効率的な面的エネルギーネットワークの強化

老朽化した地域冷暖房(DHC/District Heating and Cooling)の再整備により、効率的な面的エネルギーネットワークを強化します。また、高効率のコージェネレーションシステム(CGS)や太陽光発電などの再生可能エネルギー由来の電力利用を推進し、CASBEEの「Sランク」を目指します。

防災対応力の強化

帰宅困難者を受け入れる一時滞在施設(合計約 1,100 ㎡、約 650 人収容可能)と防災備蓄倉庫(約 100 ㎡、約 650 人分)を、屋外には、災害時の一時待機場所(合計約 1,500 ㎡)を整備します。その他にも、サイネージを活用した災害情報の発信、DHC事業者と連携したCGSの活用と非常用発電施設による電力の確保など、防災対応力の強化を図ります。

プロジェクト概要

建物用途構成イメージ

周辺地図

【※1:注釈/えき・まち連携プロジェクト】

「えき・まち連携プロジェクト」とは、空間的・構造的制約から東京メトロ単独では解決が困難な課題に対し、各駅の抱える課題を公表し、都市開発事業者等と早期の段階から協議することで、都市開発と一体となって鉄道整備を進めるプロジェクトです。

https://www.tokyometro.jp/corporate/business/project_ekimachi/index.html

【※2:参考/赤坂エンタテインメント・シティ計画】

新たなエンタテインメント機能や最先端の文化発信機能を拡充することにより「人々の喜びと幸福に寄り添い、最高の“時”を届ける、赤坂をそのような街にしたい」というプロジェクトです。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/9401/tdnet/1972873/00.pdf

※本資料に掲載されているパース等は現時点でのイメージであり今後の協議・検討により変更となる可能性があります。
 

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