- CHALLENGE REPORT
TBSがやる気スイッチグループホールディングスに出資

株式会社TBS ホールディングス(東京都港区、代表取締役社長:佐々木卓 以下、TBS)は、2023年6月、幼児から高校生までを対象に総合教育事業を展開する株式会社やる気スイッチグループホールディングス(東京都中央区、代表取締役社長:高橋直司 以下、やる気スイッチグループHD)に出資し、連結子会社としました。やる気スイッチグループHDは、個別指導塾の「スクールIE®」をはじめ、英語で預かる学童保育「Kids Duo®」や科学の力で運動能力を伸ばす「忍者ナイン®」、バイリンガル幼児園「キッズデュオインターナショナル(KDI: Kids Duo International®)」など様々なイノベーティブな教育ブランドを展開し、持続的に成長している総合教育グループです。
株式取得の目的
TBSは、さまざまなフィールドで心揺さぶる時を届け、社会を動かす起点となることを目指し、「最高の“時”で、明日の世界をつくる。」ことをブランドプロミスに掲げています。「TBSグループ VISION2030」の中核を成す「EDGE戦略(=Expand Digital Global Experience戦略)」の重点項目の一つが知育・教育事業であり、それを推進するべく2022年10月に「学びネクスト事業部」を新設しました。一方、やる気スイッチグループHDは現在、国内外で2,200以上の教室を展開し、13万人の子どもたちの学びをサポート。一人ひとりが持つ“宝石(才能)”を見つけ、その無限の可能性を引き出すことで、世界中の子どもたちの夢を、人生を応援しています。
未来予測が困難な「VUCA」の時代には、「自ら考え、創造する力」=「クリエイティブ力」が益々重要になってきます。それに伴い、知育・教育業界においても「探究学習」をはじめ旧来とは違う学習スタイルが導入され始め、新たな映像コンテンツ教材の開発や新しい技術が導入されたスクーリングが模索されており、学びを深めるための映像技術の活用の重要度も高まっております。この意味で多様な映像アーカイブや映像技術をもつTBSグループは、とても親和性があると考えております。これらの映像資産や、ノウハウによって、未来を担う子どもたちの学びに新たな価値を提供し、より広い層に向けて新しい時代の教育を多様な形で提供していくことに取り組んでまいります。やる気スイッチグループHDの教育ノウハウ・顧客基盤とTBSのクリエイティブ力・コンテンツ制作力を掛け合わせることで、新たな知育・教育事業の共創を目指します。
想定されるシナジー
TBSは70年間、放送事業において、『世界ふしぎ発見!』や『どうぶつ奇想天外!』『世界遺産』など、様々な知的エンタテインメントを生み出し、多くの子どもたちに喜びや感動、驚きや発見を届けてまいりました。そのDNAを活かし今後は、放送の枠を超えて、知育・教育事業を通し、子どもたちに多くの夢や希望、そして生きる力を伝えていきたいと考えています。その上でやる気スイッチグループHDの成長戦略に則り、以下のようなシナジーを想定しております。
1:TBSの持つクリエイティブ力・コンテンツ制作力を活かした新しい映像教材の共創による教育コンテンツの拡充
2:TBSのメディア力を活かしたやる気スイッチグループHDの会員制プラットフォームにおける利用者数拡大と、さらなる優良教育情報の提供
3:JNNネットワークを活用したさらなる認知・ブランドイメージの向上と、全国における教室展開の拡大
4:両社のネットワーク・事業基盤を活かした教育コンテンツの海外展開
やる気スイッチグループHDの株主構成(2023年6月29日時点)
株式会社TBSホールディングス
株式会社サンリオ
野村不動産ホールディングス株式会社
株式会社リンクアンドモチベーション
名古屋鉄道株式会社
※なお、当社は、株式会社リンクアンドモチベーションが保有するやる気スイッチグループHD株式全てを7月31日に追加取得する予定です。詳細は、同社の本日2023年6月29日付適時開示資料「投資有価証券の売却決議に関するお知らせ」をご覧ください。
株式会社やる気スイッチグループホールディングス 会社概要
設立:2020年1月 ※株式会社やる気スイッチグループの創業は1973年3月
代表者:代表取締役社長 高橋直司
所在地:東京都中央区八丁堀二丁目24-2 八丁堀第一生命ビル
会社HP:https://yarukiswitch-holdings.co.jp