• CHALLENGE REPORT

アジア最大規模の短編映画コンテスト「25th DigiCon6 ASIA」JAPAN Awards各部門の審査員を発表

優れた映像クリエイターを発掘、支援し、国際的な相互理解を促すことを目的に、TBS主催で毎年開催している短編映画コンテスト「DigiCon6 ASIA」。今年もアジア各地域でRegional Awards(地域大会)が行われている。
このたび、日本で開催されるJAPAN Awardsの各部門・賞の審査員が決定。アニメーション、実写の映像プロフェッショナルとして第一線で活躍中の審査員からメッセージが届いた。

JAPAN / ASIA Awards審査員(※50音順)

日本の最優秀Goldをはじめ各賞を選定するとともに、アジアの参加地域にて選定された賞についても審査を行う。

伊藤 有壱  
アニメーションディレクター/東京藝術大学大学院教授

伊藤 有壱

この数年のCOVID -19は人類にとってとてつもなく大きなインパクトであり、日本でも歴史ある映像コンテストや映像祭がいくつもその幕を閉じ、答えなき混沌を進む力だけが足下を照らす中、DigiCon6はアジアの映像クリエイターにとって灯台のような穏やかに強く輝く存在です。嵐が過ぎ去ったとは言えない今を生きる者が感じた何かを映像作品にして届けてほしい。笑いも、感動も、悲しみも。その全てを受け止める覚悟はできてます! 集まったアジア中の作品たちが発する輝きを浴びること、心から楽しみにしています。

犬童 一心  
映画監督

犬童 一心

デジコンの審査は楽しい。
新鮮で面白い作品に出会えるから。そして、たまに、驚く作品にも。驚くことができたら、それが何より一番の喜びです。

塩田 周三 
 (株)ポリゴン・ピクチュアズ 代表取締役/CEO

塩田 周三

私にとってDigiCon6の素晴らしさは、まだ比較的無名な世界中の作家の熱量が籠った作品に出逢えることに加え、授賞式等を経て実際にその作家と出逢えることです。その多くの方々と今も交流が続いているし、仕事に繋がることもある。DigiCon6は今やアジア有数の映像コンペでありますが、独特の人間的なウェット感があるのです。長くこの業界に居て感じるのは、人との繋がりの大切さ。皆さんとの出逢いを楽しみにしています。

野村 辰寿  
アニメーション作家/多摩美術大学グラフィックデザイン学科教授

野村 辰寿

コロナの猛威は収束し、分断されていた様々な交流や活動が復活しつつあります。しかしながらウクライナの戦争はまだ先の見えない状況です。様々な国と立場で作られた作品には、それらに対するメッセージや気分が反映されています。そんな時代を照らし出した作品、揺るぎない個性にあふれた作品、見たこともない表現に挑戦した作品など、今年もどんな作品と出会えるのか? 審査員の想像を凌駕してくれる映像作品を楽しみにしています!

樋口 真嗣 
映画監督

樋口 真嗣

2000年に始まったデジコン6も今回で25回。
四半世紀の間にデジタルの価値はどうなったか。
あれだけとんがってエッジが立っていたのに、今ではそのジャンルを標榜する意味も溶けてなくなってしまった感さえあります。ポストデジタルの時代に向け、新たな道を指し示し、切り拓くような作品をお待ちしています。

松本 紀子  
ドワーフ プロデューサー

松本 紀子

映像を作ることが猛烈に楽しいことはみんな知っているのだけど、見せて、感想を言われ、判断されることは、ときとしてキツいものです。でも、映像は観る人がいて、のもの。感想を言われ、批評され、そして大きな称賛を浴びるのも、映像を完成させた者の特権です! それを手に入れられることは素晴らしい! そして、そのことで更に素晴らしい作品を作り続けられるヒントを得られることでしょう。
皆さんの作品をお待ちしています! 審査員は時間と言葉を尽くしてみなさんの作品をお迎えするつもりです。

TBSアニメーション賞審査員 (※1)

「TBSアニメーション賞」の選考対象作品の審査を行う。

青木 純  
株式会社スペースネコカンパニー代表・アニメーション監督

青木 純

短編「だけど」頑張ってる作品、ではなく…短編「だからこそ」面白い! 新しい! そんな作品と出会えることを期待しています。

岸 誠二  
アニメーション監督

岸 誠二

何事にも囚われず、ただ純粋に面白さを探求した映像がどの様なモノなのか。若い力で産み出される、まだ誰も見たことのないオリジナルアニメを期待しています!

土海 明日香  
アニメーション制作チーム「騎虎」所属のアニメーション作家、監督、イラストレーター

土海 明日香

かつてDigiCon6 JAPAN に作品を応募した経験があり、縁のあるコンペティションに審査員として参加できることを誠にうれしく思います。皆様が創り上げる、様々な世界と出会えるのがとても楽しみです。

Youth部門審査員

18歳以下を対象としたYouth部門作品の審査を行う。

大童 澄瞳

大童 澄瞳

漫画家 「映像研には手を出すな!」(小学館「月刊!スピリッツ」連載中)
面白い作品や面白くない作品、全て楽しみにお待ちしております。一般的に面白くないような作品も案外味があって面白いもので、いつもワクワクしています。

白石 慶子  
アニメーション監督

白石 慶子

文章を書くこと、絵を描くこと、音を奏でること、演技を行うこと、何かを作ることが、好き。そんな人は、ぜひ映像を制作してみてください。映像は、皆さんの多種多様な好きをごちゃまぜにして、表(に)現してくれます。
そして出来たら、ぜひ作品を応募してみてください。映像を媒体にして、世代や国籍を問わずコミュニケーションが取れるかもしれません。皆さんが話や画や音や身体を動かすことで、誰かの心をも動かしますように。

那須田 淳 
プロデューサー/TBSテレビ コンテンツ制作局 エグゼクティブエキスパート職

那須田 淳

映像を作ることって、とても、情熱と勇気がいることです。でも、その先には、きっと、ワクワクがとまらない血湧き肉躍る体験が待ってくれています。恐れることなく、からだごと挑みかかってください。人の心に響いていく、皆さんの情熱と勇気、そして、未来をお待ちしています。ガンガンご応募ください! エンタメ最高です!

若見ありさ 
アニメーション作家/東京造形大学デザイン学科アニメーション専攻准教

若見ありさ

あなたの視点はあなただけのもの。
あなたが見えている景色をあなたの表現で形にして届けてください。それは多くの人に観られることによって、時に形や色を変え輝きだし歩き出すでしょう。優劣ではなく他の誰でもない、あなたにしか描けない世界をぜひ楽しみにしています。

審査員については2023年6月15日現在の情報です。今後変更の可能性もあります。
プロフィールなど詳しい情報はDigiCon6 ASIAの公式サイトをご覧ください。

(※1) TBSアニメーション賞
JAPAN部門に設けている賞「TBSアニメーション賞」の特徴は、「エンターテインメント性」。
作品応募は従来の方法と同じだが、既存の賞との明確な違いは選考対象を「2Dあるいはセルルックの3DCGアニメーション」に限定し「ストーリー展開」を重視するという点。受賞作品は内容に応じてTBSアニメ枠での地上波放送や配信も検討しており、才能豊かなクリエイターの登場に大きな期待を寄せている。
「TBSアニメーション賞」の選考対象
1. 15分以内の短編アニメーション
2. 個人もしくはグループによって制作されたオリジナル作品
3. 2D制作、もしくは3D制作の場合はセルルックによる作品
4. エンターテインメント性が高く、ストーリー展開に意外性と納得感を兼ね備えた作品

[作品募集期間]
JAPAN部門    2023年4月15日(土)から6月30日(金)まで
Youth部門      2023年4月15日(土)から8月20日(日)まで
[エントリーページ]https://www.tbs.co.jp/digicon/25th/entry/

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