- CHALLENGE REPORT
『地球を笑顔にするWEEK』期間中はグリーン電力を使用し“CO2排出ゼロ放送”を実現

『地球を笑顔にするWEEK』期間中[5月14日(日)~20日(土)]のTBSテレビ、TBSラジオ、BS-TBSの放送は、5月20日(土)にTBSテレビ系で8時間にわたって生放送される『一緒にやろう SDGsの日』を含め、すべて自然エネルギー由来のグリーン電力を使用して“CO2排出ゼロ”で放送します。
スタジオやサブ(副調整室)があるTBS放送センターの使用電力や送出にかかる電力、さらに全国のJNN各局がTBSテレビの番組を放送する際の送出電力を昨年の実績をもとに予測。5月14日(日)~20日(土)のすべての放送に係る電力を約22万7000kWhと算出し、自然エネルギー由来の「グリーン電力証書(※1)」を充当します。
これによって、約105トンCO2(t-CO2) 分の二酸化炭素排出が削減されることになります。(杉の木約7500本が1年に吸収するCO2の量に相当(※2))
TBSテレビでは2007年の『世界陸上』大阪大会でグリーン電力を使用した“CO2排出ゼロ放送”を実現して以来、毎年グリーン電力証書を購入し、自社の放送やイベントなどで積極的に活用してきました。現在は「日本自然エネルギー株式会社」を通じて年間100万kWh分のグリーン電力証書を購入しており、本年は元日の『ニューイヤー駅伝2023』の放送でも活用されました。
さらに、TBSテレビでは今回の『地球を笑顔にするWEEK』期間中のパートナー社のコマーシャルについても、CO2排出量を算出して相当する再エネ由来のカーボンクレジットを購入する「グリーンCM(※3)」を導入し、CO2排出ゼロで放送します。
TBSグループでは、2018年にTBSラジオの戸田送信所、2019年にTBS赤坂ACTシアターなどの文化施設、2021年に緑山スタジオの電力の100%再エネ化を実施するなど、早くから脱炭素施策に取り組んできました。2023年度には本社であるTBS放送センター、赤坂サカス文化施設、TBS緑山スタジオの主要3施設のカーボンニュートラル達成を掲げるなど、脱炭素社会の実現に向けてさらに積極的に貢献していく姿勢を表明しており、今回のグリーン電力を使用した放送の実施もその取り組みの一環となります。
(※1)「グリーン電力証書」とは?
風力・太陽光・バイオマス(生物資源)などの自然エネルギーによる「グリーン電力」を発電する際に生じる環境付加価値(化石燃料の節減やCO2排出抑制など)を「グリーン電力証書」という形で購入することで、環境にやさしい価値を持つグリーン電力を使用しているとみなされる仕組み。TBSでは日本自然エネルギー株式会社よりバイオマス由来のグリーン電力証書を毎年100万kWh分購入しています。
(※2)杉の木換算
大きく成長した杉の木(樹齢50年、高さが約20~30m)は、年間約14㎏-CO2の二酸化炭素を吸収するとされています。(関東森林管理局HPより )
今回の二酸化炭素排出削減量 105t-CO2(=105,000 ㎏-CO2)は・・・105,000 ㎏-CO2 ÷ 14 ㎏-CO2≒7,500 本となります。
(※3)グリーンCM
CO2を含む温室効果ガス(Greenhouse Gas:GHG)の排出量を算定・報告する際の国際的な基準である「GHGプロトコル」に基づき「広告」のスコープ3(間接排出)排出量を算出。加えて、放送設備の電力使用量、あるいはそれに由来するCO2排出量を算出。両者の合計に相当する再生可能エネルギー由来のカーボンクレジット、あるいはグリーン電力証書等の再生可能エネルギー由来の電源証書を購入し、再生可能エネルギーの普及に貢献する形でカーボンニュートラルを実現したCM放送。