- CHALLENGE REPORT
アテネ五輪銀メダリストのTBS社員・藤丸真世が15年ぶりにアーティスティックスイミングに競技復帰
家庭や仕事を抱えつつ…15年ぶりの競技復帰
2004年 アテネ五輪のアーティスティックスイミング(※シンクロナイズドスイミングより呼称変更)のチームメンバーとして出場し、銀メダルを獲得した 藤丸真世(ふじまる みちよ)さん。現在はTBS社員として秘書業務を担っています。
引退から15年の時を経た現在、実はなんと競技の復帰を目指しているといいます。
出場を予定しているのは、2023年8月に開催予定の世界マスターズ水泳。年代別の世界一を争う大会にて、選手として「デュエット」という種目に挑みます。
そのパートナーを務めるのは、ソウル五輪の銅メダリスト・小谷実可子さん。小谷さんにとっても、30年ぶりの競技復帰となるそうです。
二人には家庭や仕事もあるため、限られた時間で競技の練習をしなくてはなりません。
そろって泳ぐことができないのをカバーするべく、藤丸さんは考えた振付を動画に撮り、小谷さんに送るなどの工夫をしています。
時には、藤丸さんの勤務先であるTBSに小谷さんが訪れ、ランチタイムの時間に打ち合わせを行うことも。その場で振付の確認をすることもあります。
練習の割合は「陸が8割で 水が2割ぐらい」とのこと。
プールで練習できる機会が少なくても、演技の精度を上げられるよう試行錯誤しています。
記録じゃなく、“記憶に残る演技”を
今回の競技復帰において、藤丸さんの原動力の一つになっているのは、パートナーの小谷さんの存在だといいます。
日の丸を背負った大先輩でもあり、自分にとって憧れでもあったそうで、イベントでの共演を経てデュエットの結成を誘ったとか。
そんな藤丸さんですが、今回の演技について「私たちだけにしかできない、記録じゃなくて“記憶に残る演技”がしたい」と話しています。
メダリスト二人の魅力と、技術が詰まった演技を見れる日が楽しみですね。
大会で活躍に期待です。
※こちらの内容はTBSで毎週土曜日に放送されている『バース・デイ』で取り上げられた内容をまとめています。