- CHALLENGE REPORT
TBSが贈るテクノロジー×エンタテインメント ~Inter BEE 2022 出展報告~
「テレビ局」ならではのエンタテインメント性
幕張メッセで行われた日本最大級の音と映像、通信のプロフェッショナル展、「Inter BEE 2022」に出展しました。
今年取り組んだ『見て・聞いて・体験して楽しい』をテーマにした体験展示には、技術展でありながら最新技術や映像表現の実例紹介だけでなく、ブランディング施策やDX化の取り組みを掛け合わせた、TBSにしか出せないエンタテインメント性を表現した場でもありました。
まずはTBSブースを一周した映像をご覧ください。
『TBSの音』と「日本レコード大賞」の番組技術を遊びながら学ぶ
エリアの一つ「Immersive Sonic Space」では、ソニックブランディングとして作成された『TBSの音』をゲームを楽しみながら体験することが出来るエリアです。
「日本レコード大賞」でも使用されたセンサー技術を使い足の位置をトラッキング。ゲームに挑戦して成功すると『TBSの音』が流れるという仕掛けで、実際に遊んでもらった後に番組の活用事例や音のブランディングに関する紹介を行いました。
センサーで足の位置情報を取得し、映像をリアルタイムに生成
「もじとTBS」の関わりを体験しながら学ぶ
別のエリア「T-STREET」では、2022年のグッドデザイン賞を受賞した『TBSオリジナルフォント』の紹介や、放送局を苦しめている文字起こしに関するDX化の取り組みなど、放送局と文字の関わりを空間演出と共に体験出来るエリアに仕上げました。
TBSが独自に開発した自動文字起こしエディタ「もじこ」を使い、TBSラジオ「たまむすび」の実際のOA音源を文字起こし。その文字を使った映像を、通路左右のLEDに流しながら同時に音源を浴びることで、音から文字が生まれていく様子を歩きながら体験するというものです。
説明パネルの文字は全てTBSのオリジナルフォント
ブースを見ただけで『TBSのブランディング』を体験している
冒頭の動画でご紹介したように、今年のTBSブースは「全ての体験展示を楽しみながら巡って頂きたい」という想いを込め、美術館のように歩いていくと様々な展開をしていく「回廊型」をデザインコンセプトにしました。
こちらのコンセプトも番組デザインや企業ブランディングを行うデザイナーを中心として、技術から出た企画案と世界観を活かして生み出されました。
そんなブースの青い外壁の美しさに目を奪われた方も多いのではないでしょうか。
これもまた『TBSブルー』と呼んでいるTBS独自のブランドカラーなのです。
外壁は『TBSブルー』で統一
楽しみながらTBSの取り組みを知ってもらう
紹介する方法はリアルだけに留まりません。「メタバース」エリアでは、TBSラジオやTBSのフラッグシップストア『TBS THE MARKET』とコラボした空間を作りました。
空間を楽しんでもらうだけではなく、リアルとメタバースの両空間をつなぐ「窓」を現地に製作し、インタラクティブなコミュニケーションが出来る仕掛けを用意するなど、TBSで内製したメタバース空間の新たな可能性を探求し続けていました。
メタバースにも随所にTBSらしい仕掛けを用意
その他にも、AI顔認証技術を使って編集の時短を手助けする「かおたん」の体験会や、現場の声から生まれたタブレット一つで簡単にAR撮影することができるアプリ「Quick AR」を使った、3DCGのブーナとの撮影体験など、システムの仕組みを楽しみながら知ることが出来るエリアもご用意することで、多方面からTBSを堪能出来るブースとなりました。
ご紹介してきたようなTBSの幅広い取り組みは、実際に活用されているXRやリモートプロダクションなどの最新技術と共にトークステージからも発信。ブースに収まり切らないほどの多くの方にご来場いただきました。
各エリアを通して多くの方に体験していただいたTBSらしさ。
既存の枠にとらわれない新しいアイデアを形にするTBSに今後もご注目ください。