- CHALLENGE REPORT
テレビの魅力満載!高校生が『メタバース』から生中継
TBSを知れる・学べる「夏休み職業体験」
TBSでは高校生を対象に、将来の進路のヒントになるように、また夏休みの自由研究の素材としても活用できる体験として「TBS夏休み職業体験」を実施しています。
この職業体験では、TBSグループの社員やスタッフが講師を担当し、TBSの仕事に興味を持ってくれた高校生の皆さんへ、各分野の最前線に触れることができるようなカリキュラムを通して、夏休みに“最高の時”を提供できるように毎年工夫を凝らしています。
今回はそのうちの1つである技術部門から、『メタバース』を使用した職業体験の実施レポートをお送りします。
各コースの実施レポートに関しては
こちらにある「TBS夏休み職業体験2022」の記事をぜひご覧ください
「テレビ局ならではのメタバースコンテンツ」とは何か
毎年異なるテーマで実施してきた中で、春先にTBS Tech Design Labの社内イベントでも挑戦した『メタバース』を今年の企画に取り入れ、「メタバースでしか体験できない中継演出」をテーマに、高校生10名と一緒にメタバースの中継番組を制作しました。
進行役のいるスタジオを模したワールド(メタバース空間)を軸に、街・水中・天空という3つのワールドを作成。参加者の皆さんはそれぞれに分かれ、各ワールドから現地リポートをしてもらうという内容です。
メインキャスターとスタジオのワールド
時計・天気・気温はリアルタイムで変化させ中継番組っぽさを演出
中継番組らしく、街に出現した恐竜を捕獲するという演出や、巨大な魚の中に寿司屋が存在するといった、各ワールドにリアルではありえない演出を散りばめることで、メタバースならではの演出に挑戦。
各ワールドごとに特色のあるメタバースならではの演出
クロストークやエンドロール、効果音など随所にテレビっぽさを散りばめることで、番組制作の過程や現場で活躍するプロのテクニックも体験できる、『メタバース』× テレビ局を両面から楽しめる企画となりました。
番組の最後にはしっかりとクレジットも
今回のメタバース企画では、NTTのXR空間プラットフォームであるDOOR™を利用しましたが、ワールドの作成や当日の運営などは全て社内で完結させました。TBSではドラマや報道といった番組と関連した企画も増加してきているため、TBSグループ内で完結できるような仕組みの研究も始めています。メタバース空間をいかに楽しく・面白く活用するかを模索しながら、引き続き知見をためていきたいと考えています。
「テレビ局ならではのメタバースコンテンツ」とは何か。
答えを探しながら日々の研究に励んでいますので、ぜひ今後の活躍にもご注目ください。