• CHALLENGE REPORT

世界最大のテクノロジー展示会「CES 2026」TBSテレビ2年目の挑戦レポート

TBSテレビは、2026年1月6日(火)から9日(金)(※現地時間)まで、アメリカ・ネバダ州ラスベガスで開催された世界最大規模のテクノロジー展示会「CES 2026」に出展しました。

「CES 2025」に続いて2年目の出展です。今回のチャレンジと、手応えをレポートします!

(関連記事 https://innovation.tbs.co.jp/neo_report/1089/

日本企業が集まる「Japan Tech」に出展

TBSテレビがブース出展をしたのは、日本企業が集まる「Japan Tech」エリアです。3つのプロダクト「Live Multi Studio」「音六AI」「T-QOM」を展示しました。

ブースデザインは、TBSテレビのデザインセンターです。

「Live Multi Studio(LMS)」展示エリア
「Live Multi Studio(LMS)」展示エリア
「音六AI」と「T-QOM」展示エリア、および商談スペース
「音六AI」と「T-QOM」展示エリア、および商談スペース

Live Multi Studio(LMS):モバイル・カメラ・ロボットなど協業展示も多数

2年連続出展している「Live Multi Studio(以下、LMS)」は、映像・音声・制御信号伝送プロトコルおよび、同プロトコルを実装したソフトウェアの名称です。LMSを使った伝送は、インターネット越しでも超低遅延(機器の遠隔操作がスムーズに可能なレベル)という特徴があり、同ソフトウェアは一般的なPCやスマホ・タブレットで利用が可能で誰でも使いやすいものです。TBSテレビとWOWOWが共同開発しています。

CESでは、実機を使ったデモで魅力を伝えました。

(1) 簡単スマホ中継のデモ

LMSはiPhone/iPadで利用可能なアプリケーションを提供しています。

「スマホ1台で安定して画質の良い中継を行うことができる」として、中継取材やスポーツ中継制作の場面で実運用されています。

(2) SONY製「PDT-FP1」向けアプリケーション(開発中)による、ワイヤレス伝送のデモ

SONY製の、5Gやミリ波に対応した無線通信機器「PDT-FP1」向けのLMSアプリを展示しました。

シネマカメラ等から映像をHDMIで直接入力することができ、LMSを使ったワイヤレス伝送の可能性を拡げます。

(3) 東京・赤坂に設置した、Canon製リモートカメラ「CR-N400」をラスベガス・CES会場から遠隔操作を行うデモ

ラスベガス・CES会場からでも、距離を感じさせないスムーズなカメラ操作体験を提供しました。キヤノンマーケティングジャパン株式会社様の協力のもと、最新機種のリモートカメラ「CR-N400」を遠隔操作しました。

(4) 三菱電機と関西大学が産学連携で開発する「遠隔操作ロボット」を会場内、およびラスベガス-大阪間で遠隔操作を行うデモ

LMSは「映像・音声・制御信号伝送プロトコル」という「伝送の仕組み」として、機械やシステムに直接組み込むことも可能です。CESは、家電からモビリティまで幅広い産業の会社が集まる場所。「LMSを自社製品に実装してくれるインテグレーションパートナー探し」が目標の1つでした。

そこで、LMSを実装した実例として、三菱電機株式会社と関西大学 総合情報学部が産学連携で開発する「遠隔操作ロボット」を共同展示しました。

TBSテレビのLMS開発チームは、同・遠隔操作ロボットシステムが相応しい製品であると考え、新しいメディアプラットフォームとしてCESで採用しました。

「安定し高品質な、映像・音声の双方向コミュニケーション(遠隔にいる操作者と、ロボット側にいる両者が、互いの表情を見ながら会話が可能)」「ロボット遠隔操作(前後走行、左右回転、アーム動作)」の箇所を、LMSが担いました。三菱電機のエンジニアの皆様の高い実装力があり、約1ヶ月で形になりました。

同・遠隔操作ロボットシステムは、メディア関係者からも多くの関心を集め、複数メディアからの取材を受けました。今後、事業性を検証するための取組を共同で実施していく予定です。

ラスベガス・CES会場から大阪にある遠隔操作ロボットを操作するデモも実施
ラスベガス・CES会場から大阪にある遠隔操作ロボットを操作するデモも実施
三菱電機チームの皆さん
三菱電機チームの皆さん

Live Multi Studio 公式サイト https://livemulti.jp/studio/

音六AI:多言語に対応したAIナレーションを実演!

『Nスタ』やTBSのYouTube動画でも実際に活躍している、TBSグロウディア開発のAIナレーション「音六AI」も出展。英語や中国語など多言語のナレーション生成が可能であるため、CES会場に集まる多国籍な来場者の言語にあわせたデモンストレーションで盛り上がりました。

音六AIは、指定の時間尺(タイムコード)に合わせたナレーションを作れるので、コンテンツ制作者から高い評価を得られました。

音六AI公式サイト https://oto6.zone/

T-QOM:インカムをスマホアプリ化!

TBSの制作現場でも使われている、インカムアプリ「T-QOM(読み:てぃーこむ)」は「中継や選挙など有線やワイヤレスだけでは難しい環境などでも使えること」が強み。

実は、CES会場も数多くの出展者や参加者で、モバイル通信やBluetoothが繋がりにくく、非常に厳しいネットワーク環境でした。LINEもチャットも繋がらないCES会場でも、T-QOMの音声通話は問題なく繋がり、本製品にとって最高のデモになりました。ピンチはチャンス、T-QOMの信頼性をPRできました。

「T-QOM」概要
「T-QOM」実演の様子

2年目の手応え:テクノロジービジネスの拡張

「CES 2025」に続いて2年目の出展で、規模も拡大しました。TBSテクノロジーのビジネス化は、ユーザー獲得のみならず、企業との協業を通じて内容そのものもパワーアップし続けています。世界中の最新技術が集まるCESでも、確かな手応えを感じました。

2026年も、前例のない挑戦をどんどん続けていきます。

TBSグループのテクノロジープロダクトは「TBS Tech Portal」をご覧ください。
https://www.tbs.co.jp/techportal/

本サイトは画面を縦向きにしてお楽しみください。