- CHALLENGE REPORT
明日9月13日(土)開幕!TBSが初挑戦した『東京2025世界陸上』ブランディングデザインの裏側

TBSが『東京2025世界陸上』のブランディングデザイン領域を受託
TBSは、2025年9月13日(土)から21日(日)の9日間にわたって開催される『東京2025世界陸上』において、世界陸上財団からブランディングデザイン領域を受託しました。
今回、TBSが行ったのは『大会公式マスコット開発』と『大会公式コアグラフィック開発』です。外部からブランディングデザイン業務を受託するのは、TBSとして初めての試みとなりました。
2023年の前回大会の開幕前から世界陸上財団と企画会議が開始。1997年アテネ大会以降、長年にわたり地上波放送を担ってきたTBSの知見を活かせるよう、番組と連動したコミュニケーションの開発を目指し、TBSグループ横断のクリエイティブチームを編成。
クリエイティブチームは、過去最高の盛り上がりと評された2023年のブダペスト大会にも赴き、現地視察を通して得られた知見を開発に活かしています。

大会公式ポスター・会場内装飾にも展開される「コアグラフィックス」をTBSが担当
今大会でTBSは、公益財団法人東京2025世界陸上財団のメディアパートナーに加えて、東京2025世界陸上プリンシパルサポーターとして、「東京2025世界陸上競技選手権大会コアグラフィックス制作等業務委託」 を世界陸上財団から受託し、大会公式ポスター・会場内装飾のデザインに使われているコアグラフィックス(※)の開発に取り組みました。
コアグラフィックスは約8か月の時間をかけ、世界陸上財団、ワールドアスレティックスと協議を重ねて開発。今回、採用されたデザインは、 TBSのクリエイティブチームが発案したものであり、筆のストロークでアスリートたちの躍動感や、会場で湧き上がる熱量、世界陸上が積み上げてきた軌跡を表現しました。
(※)コアグラフィックス: 『東京2025世界陸上』の公式ポスターデザインをはじめ、会場装飾、プログラム、チケットなどに用いられる『東京2025世界陸上』を象徴するデザイン要素。このデザインは『東京2025世界陸上』を印象付け、競技映像や開催都市の景色とともに多くの人々の記憶に残ります。

大会公式マスコット“りくワン”も都内の小学生と開発
また、TBSは大会公式マスコットの開発も受託。広く愛されるマスコット開発のために、昨年夏から企画会議を開始。未来を担うこどもたちとマスコット開発のワークショップを都内の小学校にて開催し、こどもたちのアイデアを参考に、大会へのワクワク感や親しみをかき立てるマスコットが完成しました。このマスコットは、日本原産の天然記念物であり、国内外で親しまれている柴犬がモチーフとなっています。マスコットの完成に伴い、ネーミングの一般投票を実施。得票数の最も多い「りくワン」に決定しました。

マスコット開発の様子はメイキングムービーにおさめ、さらにネーミング決定を記念して、全編フルCGのマスコットムービーも作成しました。
[『東京2025世界陸上』公式マスコットメイキングムービー]
[『東京2025世界陸上』公式マスコットCGムービー]
[『東京2025世界陸上』公式マスコット紹介サイト]
https://www.tbs.co.jp/seriku-character/
2月末には、マスコット開発のワークショップを開催した都内の小学校で「りくワン」のお披露目イベントも開催。マスコットを考えてくれたこどもたちのもとに「りくワン」が着ぐるみになって戻ってきました。
世界大会のデザインを外部から受託し開発したTBSが、今後目指すのは
今回、ブランディングデザイン領域を外部から委託され、地上波放送の強みを活かして開発を行なったことは、TBSとして初めての取り組みとなりました。激変する時代の中で、変化を恐れずに様々な領域に挑戦し続けるTBSの今後にご期待ください。

上段左から:高村健、種村博善、松原貴明、若尾陸利
下段左から:郡司毬子、丹治直子、吉原瑠那