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『オールスター感謝祭』チームが全面協力!TBSグループの社内イベント「オールTBS感謝祭」とは?
TBSの人気番組『オールスター感謝祭』。実は、放送にあわせて「オールTBS感謝祭」というTBSグループで働く人に向けたオンラインイベントが存在します。テレビ局ならでは感満載の社内イベントについて、担当の一人であるTBSホールディングス ブランドコミュニケーション戦略部 内山真理子が解説します。
全ては立ち話から始まった
「オールTBS感謝祭」はどんなイベントですか?
内山 『オールスター感謝祭』のように、TBSグループの社員を対象としたクイズイベントです。放送前日のリハーサルの合間に、番組チーム全面協力のもと行っています。総合司会の今田耕司さんと島崎和歌子さんが番組セットに登場し、TBSグループに関するオリジナルクイズを出題。TBSが開発したクイズシステム「TBS Qs」を使用し、イベントの映像とともにクイズが出題され、成績上位の人はQUOカードやTBSグループ各社の商品がもらえます。
3回目となる2023年春の大会は、スタジオにグループで働く方を招待し、オンライン&リアルで楽しめるイベントにして大いに盛り上がりました。
このイベントを行っているのはなぜですか?
内山 TBSグループの社員に「TBSで働くって楽しい!」と思ってもらいたいのと、クイズを通してTBSのブランディングやグループに関心を持ってもらうためです。というのも、TBSは2015年頃から徐々にブランディングに力を入れるようになりまして。2020年にグループの企業理念・ブランドプロミス・ロゴビジュアルをリリースし、2022年にサウンドロゴを制定するなどブランド戦略を加速しています。
私はグループで働く人に企業理念やブランド価値などを浸透させていくインナーブランディングを担当しており、エンタメ企業ならではの方法でブランディングの大切さに気付いてもらうため、イベントを企画しようと考えました。
ある日、グループ内横断組織「ブランドコミュニケーション戦略会議」のメンバーであるメディアテクノロジー局の宮﨑慶太と「ゲームなどで楽しみながらTBSへの関心・モチベーションを上げたいね」と立ち話で盛り上がりまして。作戦会議を重ねるうちに、エンタメ企業だからコンテンツとコラボしたい、それなら『オールスター感謝祭』ファンの私としては、『感謝祭』チームに協力してもらいたいと思いました。
番組プロデューサーであるコンテンツ制作局の成田雅仁に相談すると、快諾するだけでなく「せっかくだから番組で実装を検討しているクイズシステム『TBS Qs』の社内テストも兼ねますか」とアイデアも出してくれて、2022年の春に初開催することになりました。
そこで、「TBS Qs」開発チームに相談したら、「社内PRにもなるのでぜひ!」と。当時はテレワークの人が多かったので、どこからでも参加できる「TBS Qs」が大活躍しました。
「TBS Qs」の開発はメディアテクノロジー局によるものですが、有料クイズイベントで使用できるようにライブエンタテインメント局やTBSグロウディアがさらに改良を重ねるなど、部局や社をまたいだシステムになっています。だからこのイベントは、番組だけでも制作・美術・技術が関わっていますが、Qsチームも協力することで、「全社ごと」のお祭りになりました。
番組チームによって放送さながらのイベントが実現
番組による社内イベントって珍しいですね。
内山 そもそも、番組のセットで、本放送の司会者であるお二人が、TBSグループのためにクイズを出してくださることが、どれだけ特別なことか!と私は毎回震えますね。「その方が盛り上がるから」と交渉してくれた、成田プロデューサーのおかげです。
また、番組のクイズを手掛ける永山靖章ディレクターがイベント用のクイズを作ってくれているので、毎回クイズがおもしろくて難しい!TBSのブランディングやTBSグループ各社に関する内容でクイズにしてもらうようリクエストしていますが、それをうまく“料理”してくれるんです。
さらに、「TBS Qs」チームが滞りなくイベントが進むよう万全の体制を整えてくれて。Qsは場所を選ばずにイベントやクイズに参加できる、本当によくできたシステムだなと、イベント実施の度に思います。
最後に、企画者の一人である宮﨑の貢献。スタジオ技術とQsチームの連携も彼に任せれば安心できます。それだけでなく、イベントを盛り上げるためにどんどん他部署を巻き込んでいく。「社長がスタジオで参加してくれたら盛り上がるなあ」など、常にアイデアを出してくれます。
社長も参加してくれるんですね。
内山 社長にはこのイベントの初回から参加いただいていて、とても助かっています。というのも、①社の代表が参加するイベント、ということになるので、働く人も参加のモチベーションが上がりますよね。②オンラインイベントなのでスタジオには参加者がいないので、司会のお二人は参加者のリアクションがわからない。ですが、社長が初回からスタジオでリアクションしてくださるので、イベント進行のヒントになります。実際、お二人と社長の掛け合いが毎回おもしろくて(笑)。
今回は「マスターズ」のためアメリカ出張で、社長は初の欠席か…と危ぶまれたのですが、なんとアメリカからリモートで参加してくださいました。
TBS=働く人も楽しめる会社を目指したい
イベントの反響はいかがでしたか?
内山 毎回800人以上の方が参加してくれますが、皆さん「楽しかった」と言ってくれます。「ぜひこの企画は続けてください!」という声もいただき、励みになりました。スタジオ参加された方々も大変喜ばれて。TBSグループの基幹事業であるコンテンツ制作なので、グループの皆さんに番組制作の裏側を見ていただくことは非常に良い機会になったと思います。
実際、「「オールTBS」と名のつく通り、グループ全社員とスタッフの一体感が生まれた、本当に素晴らしい企画でした。MCのお二人が私たちのために本気で取り組んでくださったのも嬉しいですし、制作スタッフが一丸となって企画を盛り上げている姿は、TBSグループの社員として本当に誇らしく思いました。」という声をいただき、嬉しく思いました。
今後の展望は?
内山 これからもTBSグループで働いていてよかったと思ってもらえるイベントを続けていきたいと思います。今後はより多くの方に参加していただきたいですね。
「オールTBS感謝祭」チームのメンバーは、いわゆる「グループごと」として視野を広く持ち、常に自分から動いてくれます。そんな仲間を増やしていくことも大事だと思うので、他のコンテンツの方や会社にもじわじわと協力の輪を広げていきたいです。