- AKASAKA REPORT
絶妙な甘さの「レアチーズケーキ」が人気! 毎日行列ができる老舗洋菓子店「しろたえ」

約50年続く、可愛らしい西洋建築の店舗
“かわいくておいしいカフェ”に行きたい!と思ったときは「西洋菓子 しろたえ」へ。
1976(昭和51)年に創業した同店。店名は、百人一首にも登場する「白い布」という意味の枕ことば「しろたえの~」に由来しており、純粋さや清らかさをイメージしているそう。創業者の川越盛一郎さんの実家が営んでいた青森にある和洋菓子店の屋号を引き継いで名付けられました。

店は5階建ての西洋建築の建物。もともとウエディングドレスデザイナーの故・桂由美さんが洋裁教室を開いていた場所だそうです。ケーキはすべて3階の厨房でつくられます。2階はイートインできる喫茶で18席が用意されており、1階はケーキや焼き菓子のショップとなっています。

創業当時のまま提供されるレアチーズケーキ
国内のほかフランスでも伝統菓子や郷土菓子をつくった経験を持つ川越さん。開店当初から店頭に並べているのが、同店の代名詞となっている「レアチーズケーキ」(300円)です。
当時は入手が難しかったというデンマーク産のクリームチーズを使い、創業当時のレシピのままいまもつくり続けます。レアチーズケーキは1970年代の日本ではまだ珍しく馴染みはなく、認知されるのも時間がかかったそうですが、いまやなんと多い日で1000個はつくられています。

シュークリームはホワイトデーなどにも人気
レアチーズケーキと同じくらい人気を誇るのが「シュークリーム」(220円)。生地は薄皮タイプで、中にはカスタードクリームがたっぷり詰まっています。見た目よりもずっしり感があるのが特徴です。
香料は使われずにブランデーなどの洋酒で香り付けされ、クリームは甘さ控えめ。こちらも創業当時のままレシピを変えずにつくり続けています。多い日には、レアチーズケーキ同様に1000個をつくりますが、販売数が上がるホワイトデーの日などには2000個を用意するそうです。

行列が毎日絶えない人気店に
川越さんは「レアチーズケーキは、『もう1つ食べたい』と思ってもらえるように濃い味にはあえてしていません。本場の味でも、日本人の口に合う味でもなく、自分がおいしいと思える味に仕上げています。周辺には有名な和菓子店や神社もありますので、お越しの際はぜひ赤坂を満喫してください」と話してくれました。

20年くらい前から行列はできるようになったという人気店「西洋菓子 しろたえ」。味はもちろん、可愛らしくレトロな雰囲気も楽しめる、赤坂で一度は訪れたいお店の一つです。
店舗情報
「西洋菓子 しろたえ」
住所:港区赤坂4-1-4
電話番号:03-3586-9039
営業時間:10:30~19:30
定休日:日曜日、月曜日