店主は60年続くそば屋に生まれる

赤坂でちょっとだけ背伸びをして隠れ家レストランへ行ってみたい！と思ったときは、イタリアン「アレーナ・ロッサ」へ！

地元・赤坂出身の村松芳幸さんがオーナーを務める同店。実家が60年続くそば店ということもあり、大学を卒業してからの約10年間は家の手伝いをしていたそう。もともとイタリア文化が好きだったことに加え、自身で店を持ちたい思いもあったことから独立を考えるように。2002（平成14）年、イタリアで外国人向けの料理学校に2カ月間通い、トリノのレストランで4カ月ほど働き、帰国後の2004（平成12）年8月に同店を開きました。

村松さんは当時について「そば屋は仕込みの関係から朝早く準備が始まるのですが、朝がどうしても苦手で（苦笑）。自分の店を持てば自分のペースでできる、なんて考えもありました（笑）」と振り返ります。

また、2004年当時は創作料理ブーム時期で、変わり種のメニューを提供すれば注目されるという風潮があったそうで、同店でも創作料理を取り入れることに。さらに周りにマンションが立ち始めた頃でもあり、需要が見込めると思ったことからオープンを決断したそう。

北イタリア料理をベースに

北イタリア料理をベースにした創作料理を提供する同店。地方の家庭料理を提供することから、温かみのある店内をイメージしたそう。店内にはご自身が撮影したイタリアの写真なども飾ります。一軒家の1階部分はキッチンで、2階が食事スペースになり、最大で16人の貸し切りができるスペースがあります。

北イタリア料理は煮込み料理が多いことが特徴。例えば、トマトソースは野菜を2時間煮込んでつくり、牛肉を煮込んだ料理も北イタリア料理を代表する料理の一つだそうです。

パスタはすべて自家製

同店で提供するメニューは、「鮮魚ポアレ」（1,870円）などの魚料理や「牛のタリアータ」（2,200円）や「仔羊Tボーンステーキ」（2,640円）などの肉料理のほか、「マルゲリータ」（1,540円）や「キノコのピザ」（1,760円）などのピザも用意します。

パスタはすべて自家製で、「パルミジャーノと生ハム」（1,430円）や「ほうれん草とモツァレラ」（1,650円）、「牛ラグー」（1,870円）などを提供します。実家のそば屋で働いていた経験を生かし、そば粉とジャガイモを混ぜた「そばのニョッキ」（1,760円）も用意します。

ワインは、イタリアから仕入れ、常時20～30種類を置きます。「ガルダ　シャルドネ」（4,580円）などの白ワインや、「サンジョヴェーゼ　メルロー」（5,480円）などの赤ワインを用意。イタリアでは一般的に知られ、日本にあまり入ってこないという赤ワインの「バルベラ　ダルバ」（11,800円）も提供します。

村松さんは「リーマンショックや震災、コロナなどさまざま乗り越えてなんとか20年やってきました。北イタリアの家庭料理がベースの創作料理を提供しており、温かい気持ちになっていただければうれしいです」とコメント。「地元出身ではありますが、飲食イベントなどにも参加しており街との関わりもあります。定期的にダンサーによるイベントを開催していますが、今後はそういった催し物も積極的に導入していきたいです」とも話してくれました。

憧れの隠れ家レストランに行きたいと思ったときは、「アレーナ・ロッサ」へ。北イタリアの家庭料理で心も体も温かくなれるはずです

店舗情報

アレーナ・ロッサ
住所：港区赤坂6-3-3
電話番号：03-3584-2588
営業時間：11:30～14:00、18:00～22:00（土曜日はディナーのみ）
定休日：日曜・祝日
ホームページ
https://arenarossa2019.wixsite.com/arenarossa