- AKASAKA REPORT
バーとボディメーク、二つの舞台で結果を出す 「アルジャーノン シンフォニア」店主、小栗絵里加さん

バー「Algernon Sinfonia(アルジャーノン シンフォニア)」を経営する小栗絵里加さん。
2017(平成29)年にカクテル競技会「なでしこカップ」で優勝し、2023年にはボディメークの大会「サマースタイルアワード」のベティ部門でグランプリを獲得。カウンター内外で結果を積み重ねる姿は、赤坂で働き、集う人の背中をそっと押しています。
アイドルとしての経験を今に変える
北海道札幌市出身の小栗さんは、市内の短大在学中にアイドルとして活動し、2004(平成16)年頃、二十歳のときに上京。その年に「AKBカフェ&ショップ」で働きながらオーディションに挑み、舞台経験と所作を培いました。

“一杯”に宿る所作と学び
バーテンダーの道へ進んだのは26歳のとき。転身後は基礎の反復、味の記憶、所作やホスピタリティの磨き込みを積み重ね、「好きなことだからこそ学び続けられる」姿勢で腕を高めてきました。
2016(平成28)年、31歳のときに「アルジャーノン シンフォニア」をオープン。翌2017(平成29)年には、女性バーテンダーが技術・味・プレゼンを競う国内カクテルコンペ「第5回 なでしこカップ」で見事優勝を果たしました。

さらに、翌2018年シェリーの注ぎ技を競う「第17回ベネンシアドール公式資格称号認定試験」では最優秀賞を獲得し、実技と知識の双方で高い評価を得ました。
そんな小栗さんは、カウンターでは、その日の体調や気分、飲み慣れに合わせてクラシックを基調にした“ひとひねり”の提案を心がけています。

体づくりは仕事の延長線
2018年頃からは「美」と「健康」をそれまでよりも意識し、トレーニングを本格化。以降、週5~6日のジム通いは生活の一部になったそうです。
見せ方・所作・コンディション作りはバーの仕事にも通じると捉え、2023年には「サマースタイルアワード」でベティ部門グランプリを獲得し、その後にプロ契約。2025年10月の札幌大会では「ビキニ(ベティ)マスターズ」部門で優勝。同大会では部門優勝に加え、各部門優勝者による最終選考でMVPにも選ばれました。
開業から10年。さまざまなお客さまと出会いを重ねながら、所作や味わい、ホスピタリティを更新し続けています。「仕事でも体づくりでも、続けることで伝わるものがあります」と小栗さんは語ります。

街の人に育てられ、さらなる挑戦を
小栗さんは「バーカウンターって、初めての方でも肩肘張らずに楽しめる場所だと思っています。まずはお客さまに “今日はどんな気分ですか?”ということを丁寧に伺って、お客さまの“今”に寄り添う一杯を仕立てます。赤坂で、背筋がすっと伸びる時間をお届けしたいですね。個人的には、仕事でも体づくりでも“やり続けている姿”を更新し続けたいです。次のステージにも、もう一段階仕上げて臨みたいと思います」と語ってくれました。

カウンターの内外で「挑戦」を体現する小栗さん。お酒に詳しいという人はもちろん、バーが初めての人や、何かに挑戦したい、刺激がほしいという人はぜひ小栗さん会いに行ってみてください!
店舗情報
「Algernon Sinfonia」(アルジャーノン シンフォニア)
住所:港区赤坂3-10-6 TMビル3F
電話番号:03-3586-0535
営業時間:17:30~0:00(金曜日は2:00まで)
定休日:日曜日・祝日
公式ホームページ:https://www.algernonsinfonia.com
